別れのときに思うこと
30代に入ってからだろうか
卒業や異動、退職といった別れのとき
「ああ、この人とは今後もう会うことはないんだろうな」
ということを考えるようになった。
大学生や、20代の頃はそんな感覚はなかった。
別れ際
「この人とはこれからもちょこちょこ会って関係が続くだろうな」
「あの人とはもうこれで終わり。この先の人生で交わることはない」
なんて、いちいち考えたりしていなかった。
「今までありがとー!またね、元気でね!」
と、さらっと別れていた。
30代に入ってからは今までの経験値で、
これからも関係が続く人と
もうこれで会うのは最後だという人が
感覚的にわかるようになり
別れの時にはいちいち考えてしまうようになった。
パート先の社員さんが異動する
現在短時間の事務パートをしている。
前の席のお世話になった社員さん(アラフィフ/男性)が
このたび異動することになった。
「今後この人と関わることはもうないんだなぁ」
また瞬時に考えてしまった。
異動までのあと数日は前の席に座っていて
毎日顔を合わせるんだけど
あと数日後には
私にとっては過去の人となる。
別れのとき 心からありがとうを
いま密接に関係している人でも
簡単に過去の人になる。
なんだか寂しいけれど
そうやって人生はまわっていく。
この繰り返しなんだ。
別れの時
例えこれから会うことがなくっても
その時その時、自分と関わってくれた人に
きちんと「ありがとう」を言いたいなと思う。
来週去っていく社員さんにも
最後、心から感謝を伝えたい。